Uniform Serverを試してみた。セットアップ記事の元ネタはGIGAZINE
すごく簡単に説明すると、WAMP環境をUSBメモリ内にセットアップし、USBメモリからサーバを開始すると仮想ドライブ上にWAMP環境が起動して、http://localhost/でアクセスできる代物。
わざわざApacheをワークマシンにインストールしてOSを汚染するのが嫌な人にお勧め。あるいは、WAMP開発環境を持ち歩きたい人にお勧め。


セットアップの仕方は上のリンクの通りでOK。このままトレースするときの注意点はactiveCollabの日本語化。日本語化ファイルをIEで開くと.tarでダウンロードしようとするが、正しくは.tgzなのでダウンロード後にでもリネームしておく。さもないと展開してもファイルが1つしか出てこなくて途方に暮れることに(笑)。どうしてこういうことになるのかは調べる気がないのでま、いいか。


activeCollabが起動できればとりあえずUniform Serverが正常動作していることは確認できる。多くの人はactiveCollabみたいなグループウェアを個人で使用する意味がないので、削除してもいいと思う。たぶんあとはWAMP環境にお好みのサービスを追加していけばよい。たとえばmovabletypeとか、xoopsとか、pukiwikiとか。
ただ一つ注意しておきたいのは、bloggerが実際にインターネット上に公開しているサーバはほとんどの場合LAMP環境だと言うことだ。だからUSでWAMP環境、つまりWeb2.0環境を持ち歩いたところであまりメリットがない。たとえばxoops_dbをUS上に再展開しても、絶対パスが異なるわけだから完全なローカルコピーを持ち歩いていることにはならない。SQLでバックアップしたDB一式をUSBメモリに保存しておいた方がよほど効率的だ。
そんなわけでUSは開発環境をワークマシンと分離することくらいがメリットになるだけだと思う。たとえばMTのメジャーバージョンアップを試してみたり、xoops cubeの新バージョンへ移行するテストをしたりすることだ。フォルダごとデスクトップにでもコピーしてから試せば(コピーに15分くらいかかるんだが)、USの中がどうなってもすぐに戻すことができる。
もう一つのメリットは、WAMP開発環境をモバイルできるということだ。もちろんデスクトップPCの環境と全く同じものをノートPCに用意しておいてもよいのだが、USを使えばUSBメモリをつなぐだけでいつもの開発環境が手に入る。phpを自分で組んでいる人などには便利だったりするかもしれない。

そんなわけで、サクラエディタとかを投げ込んだUniform Server入りUSBメモリを作ったのだが、落としたりするといろいろ情報が漏れてしまう可能性がある。そこでUSBメモリを2つのパーティションに分け、一部パーティションを暗号化して保護する特殊フォーマッタが付属したエレコムのMF-AU2の2GB版を買ってきた。このUSBメモリを接続すると、2つのUSBメモリが接続されたかのように振る舞い(2つのドライブレターが割り当てられる)、うち1つにはEXEファイルのみが入っている。このEXEファイルを起動してパスワードを入力すると、USBメモリが再マウントされて暗号化領域にアクセスできるようになる。もちろんUSBメモリをこのまま取り外せばまた暗号化された状態に戻る。結構便利なのだが、Windows2000/XP/Vista環境に限られてしまうので、USBホスト機能のあるPDAから読むことはできない。(そんなPDAがx86のApacheを起動できるはずもないが)

試してみたけど家ではいまいち盛り上がらない内容でした。しかし職場ではこれが化けるのです。なぜなら複数のWebアプリケーションを作っているので、USBメモリだけ用意すれば、それらの環境を簡単に切り替えられるからです。ありがとうUniform Server!

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