さて、HTPCのArtemis4はもう古い。なんと言っても2002年に作ったPC。OSはWin2kだったし、最近の高画質ビデオの再生も苦しくなるPen4-2.26GHz。AGPのビデオカードだけは一瞬復活した(笑)S3のDeltaChromeなのである。当時はHDTVのまともな出力ができるビデオカードがこれしかなかった。
と、思い出話ではなくてキャプチャ専用マシンの話。
前回の検討で、最低でもMicroATXであれば良いことは分かっている。どうせならコストはできるだけ抑えたい。なにぶん、急な話なんで(笑)。そういう意味ではXBOX360こそが悪の元凶ではあるが。
MonsterXを使用している複数のプラットフォーム調査から、Pentium DualCore E2160(2.0GHz)でも何とか動かせるらしいことは分かった。しかしメインPCと同じCoreMAでは面白くないし、TDPもそれなりだ。せっかくならAM2/AM2+を探してみようと思っていろいろ調べていると、Athlon64 X2 3800+(2.0GHz)で動かしている人もいた。
どちらのアーキテクチャであっても2.0GHzで足りるのであればTDPを優先するべきだ。PentiumDCはTDP65W。Core2Duoも65Wモデルがある(E6550)が、2万円を越えてくる。一方でAthlonX2 BE-2400(2.3GHz)はTDP45Wで1万3千円くらい。2.1GHzにクロックを落とせば1万円ちょっとでいい。
というわけでCPUはBE-2400に決定した。
次にチップセットを検討する。nForceシリーズは発熱が大きいので最初から除外。AMD7シリーズはまだ高いし、統合グラフィックスのAMD7シリーズチップ(RS780)を搭載したマザーが出ていない。ということで3月に発売された統合グラフィックスのAMD690Gに決定。
続いてマザーボード。コンポーネント出力をサポートするマザーでASUS M2A-VM HDMIがヒット。HDMIカードはPCIex16接続で、ここにコンポーネント出力も来ている。PCIex1が1つと、PCIが2つ。仕様的には完全にマッチ。SATAは4ポートあり、充分だ。
明日はこの構成で買い物です。