ガールズブラボーの指定がR-15になってるけど、これは最近のアニメの指針の一つには違いない。性的描写・残虐描写があることを事前に知ることは、事前に作品を判定する上での助けになるからだ。
ピカチュウのせいでいまだに日本の地上波には無駄な警告が表示されるし、当時の多くのアニメはピカチュウのせいで表現方法が大きく制限された。だけどあの頃多かった残虐描写のネガポジ反転とか、血を赤ではなく別の色で表現するとかいう子供だましはほぼなくなっている。


今では色がちゃんと付いているし、首が飛ぶ、腕が飛ぶ、爆弾でばらばらになる、人間が核兵器の圧倒的な熱放射で融けていくなんて描写は一般的だ。裸体の露出描写も明らかに増えた。
そもそもいまのアニメは既に子供向けではなくなっているのかもしれないけど、去年の鋼の錬金術師とかは連載されている雑誌の対象年齢からしてもそれほど大きなお友達向けではないのは確かなのに、人間を平気で錬金術で分解してしまう。もしも北斗の拳が現代にリメイクされればとてもリアルだろうと思うのだ。
僕がついこの間発見した、ある低烈度紛争鎮圧の写真は、やはり21世紀になっても人間の本質がなんら変わっていないことをあらわしていた。まぁとても簡単に言えば、AK47で処刑される10歳くらいの女の子の写真だった(ご存知だろうけど、AK47の弾速は7.62mm弾としては700m/sというかなりの高速域で、人の頭というのは強い衝撃を受けるとおもちゃが入っていたカプセルのような弱い部分を境にして分離をするものだ)。お隣の国の話なので、どちらも黒髪の黄色人種だった。こんなのを見ていると、アニメーションとかドラマとか映画の表現というのはあくまでも映像上の表現だけで、いわゆる汚らしい描写というのは出来るだけしないのが普通だろうと思うわけだ。だけどいまのアニメクリエータ(?)たちは、そんな暴力的な表現を垂れ流すし、セクシャルな表現も垂れ流す。僕は別にいいじゃないかと思うけど、人間が出来ていないと何らかの影響を受けるんだろうなと思うような衝撃的な表現も多い。
だから、アニメの子供への影響を声高に叫ぶ狂信者にアニメの表現を縛られないために、いまのうちにアニメ番組の冒頭に自主的な試聴制限を掲げるべきだろうと思う。
少なくとも、本編に変なテロップを入力されるよりはよっぽどDVD-RAMに保存するアニメの量は増えるだろうから。

One thought on “R-15

  1. この投稿は面白い。確かにあるアニメのシーンの暴力さは、たまにとても恐ろしい。個人的には、そういうアニメを買わない、見ないとする。どちらかというと、キュート(セクシャルも含み)系と言える。

    でも投稿に戻ると、じゃ、子供のためにアニメを評価するレーティング制度があるのですか?(げーム業界のCEROという制度では?それは自主的?)今まで、気づいていないかもしれないが、区別は18禁、そうでもないものだけです。ほかの制度はない見たい。雑誌、たとえば女神マ○ジンは、主に全年齢向けだと信じていたが、いつもちょっとだけ18禁の製品の紹介をする。どこにもそれが乗っているのが書いていない。でもそもそも子供に向いていない雑誌か。

    自主的な試聴制限はいいですけど、その試聴制度を一般化すれば、普通の人(親!?)は自分で判断できるだろう。でもタイトルにそいうレーティングをつけなくて良い。(R15?)ははh。

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