アラートが出たので起きると、画面にポップアップウインドウが出ていた。Disk failである。


3月初旬の段階でRAIDシステムはデグレードアラートを出していたが、既に10krpmのSCSIディスクは73GBが最小容量であり、36GB×6のこのシステムでは新規の交換用ディスクが入手できない状況だった。
先週末そそくさとDDS4を7本使って(圧縮率が悪い)バックアップを済ませ、最後のときを静かに迎えようというわけだったが、本日とうとうディスクフェイルと相成ったわけである。勿論RAID5だからデグレードしたままでも運用に問題は無いが(書き込みをすると後で整合を取るときにまずいことになる事があるが)、嫌な感じである。
さて既にSCSIの時代は終わろうとしている。かといってSAS(Serial Attached SCSI)も製品としてはまだ出ていない。最近のエンタープライズ市場でのこれらの高品質・高速ディスクシステムはSANなどの大規模ストレージネットワークシステムでしか使われることはなくなってきており、ブートディスクですらハードウェアRAID1のSATAなんて普通の構成になりつつある。SASはUltra640SCSIをキャンセルしてSATAベースで開発されたインタフェースであるから相互接続が可能。したがって最終的には現在のSCSI-HDDが持つ高品質・高速な機構をそのままにSATA版のHDDが出てくるのは確実だ。

というわけで、このワークステーションはそろそろSCSIから離れようと思う。次はSATAのハードウェアRAIDでSATAバックプレーンとホットスワップモジュールシステムを導入する予定だ。またRAID5はどうも速度が低下しすぎる気がするので、RAID50(4つのHDDでXORパリティボリュームを組み、3つのボリュームをストライピングする)を考えている。エンスーなワークステーション使いはRAID5ではまだ不安で、RAID6を組めるものを探したりしているがそこまでは必要なさそうだ。

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