ここ。正直な話、勝負はついている気がする。このエントリーではintelのCPUについては無視する(遅すぎて勝負にならない)。


たとえばこれから判断できることは、マルチスレッドを然程意識していないUT2k3においても、X2が一番早いという事実だ。X2とOp250Dualを比較すると、X2の方が早い。勿論コアのアービトレーション(調停)速度がX2-4800では2.4GHzであるが、Op250Dualでは外部Hyper Transport経由の800MHz(最新コアだと1GHz)でしかないのに起因する。調停速度の3倍の差が、このスコアの差だ。(ただしOp250のRev.は不明。高速化された最近のcoreであるとすれば、無視できない差といえる)
この時点で、私の次のPCでOp252Dualという選択肢は消えた。そして、DualcoreDualとなる最高峰のOp275Dualを選択したところで、X2-4800よりも遅い。この差は明らかに動作周波数によるものだ。200MHzの差は、コアを4つにしても埋まらないわけだ。
もうこれは、Opteronを選択する必要性が非常に少なくなったことを意味する。現状のアプリケーションはintelのHTT(Hyper Threading Tech.)を考慮しておそらく2スレッドまでには対応しているだろう。しかしDualcoreDualでのパフォーマンス・ブーストが期待ほどではないことから、おそらく4スレッドには対応していない事が見て取れる。Opteronを選択する場合は、I/Oに期待するときだけだ。つまりPCI-Xである。OpteronのDisk I/OやNICの性能はXeonシステムよりも格段に良いパフォーマンスを示す。これはX-barアーキテクチャであるHTが非常に優秀であることを示す。
一方で、Disk I/Oは必要であるか? 現システムではRAID-5を使用しているが、これは高価なSCSIを採用しているからであって、安価なSATAを使えばディスクキャパシティが50%までに低下したとしてもRAID-1の方がよほど安全である(勿論H/WサポートのRAID6が登場すれば、そちらの方がより安全であるが)。
したがって現在のSCSI RAID cardとSCSI HDDを捨てても、X2-4800に移行するメリットはきわめて大きいといわざるを得ない。これは確実だ。

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