ここ近畿圏では「魔法少女リリカルなのはStirkerS」(なのは3期)の話題でちょっとは盛り上がっている。というのは、既存UHF局に放送枠が無いために大阪と兵庫では見ることができないのだ。これを「なのは難民」と呼ぶらしい。


近畿圏において1期はテレビ大阪、2期はサンテレビであったが、3期はテレビ和歌山で放送となってしまった。まぁどれもUHF局だからどこでやっても良いのだが、シーズンものであるにも関わらず視聴できる地域がバラバラである。正直なところ1~3期までをリアルタイムで視聴できるのはごく一部の恵まれた人間であると信じられていた。
僕でさえ1期はざらざらとしたテレビ大阪のアナログ放送(実のところ、公式には現在の居住区域まで電波は飛んでいないことになっている)だったし、2期は幸運にも地元だった。そして3期はテレビ和歌山である。テレビ和歌山は再送信不可の局なので、今住んでいるところでは見ることができないし、アナログ波についてもキャッチができない。つまり僕は難民になってしまったのだ。

だが、この話には続きがあった。地デジだ。アナログで飛ばなくてもデジタルであればブーストして何とかなるのではないか。ここでカバーエリアの地図を引っ張ってくる。

なのは1期はどうか。
テレビ大阪はネーミングからしてあのテレビ東京と双対をなすのかと思いきや、実はUHF局である(笑)。このため大阪府外に電波が漏れないよう、アンテナを下に向けて抑制している結果、残念ながら範囲外。

なのは2期はどうか。
サンテレビは当然ながら範囲内である。

さて、なのは3期はどうか。
テレビ和歌山はこんな感じだった。どう見てもエリア外だ。デジタル親局の出力も100Wしかなく、かつ指向性を持たせている気配があるので無理に見える。

つまり早い話が、和歌山と大阪の県境付近に住むごくわずかな人々だけが1期から3期までを良好な環境で受信できたと言うことである(1期と2期はあくまでも地上波の話だが)。
しかししょせんはTV局設備。指向性を持たせると言ってもかならず漏れ電波があるはず。家からは海が見え、晴れた日には40km先の和歌山が見える。
「これを狙ってみるのも手かもしれない」
そう思った。

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