MT(Movable Type)のデフォルト文字コードはUTF(Unicode
Transformation Format)-8だし、推奨設定でもある。だから、携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)などから読むことは出来ない。ブラウザがそのエンコードタイプをサポートしていないからだ。


たとえばNTT(Nippon Telegraph and Telephone) DoCoMo(Do Communication over the Mobile network)のFOMA(Freedom of Mobile multimedia Access)端末の最新901iシリーズで言うと、LinuxOS(NEC,Panasonic)とSymbianOS(Fujitsu,Mitsubishi(三菱は900シリーズまでで独自OSの開発をやめた),Sharp,Sony-Ericsson)の2種類に分かれるが、どちらのOSもUTF-8には対応していない。
だけど日本では携帯電話の世帯普及率が93.6%(1年前のデータ)に達している。だからいわゆるmoblog、MT4i(Movable Type for i-mode)を構築して、いつでもこのWeblogを読む事ができるようにした。
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こんな感じに、だ。MT4iはUTF-8をShift-JISに変換する機能を持っている。しかしそれ以上に、ページサイズを圧縮する。特にWeblogというのは無駄なタグがとても多く、表示されている内容よりはるかに多いデータをブラウザに送り込む。たとえばこのエントリーを投稿する前のページサイズは24KBで、サムネイルの画像は20KB、合計44KBだ。これをFOMAで受信するといったいいくらかかるかご存知だろうか? おおよその計算になるのだが、1回表示するのになんと100円だ。1日1回チェックしたら、月に3000円かかることになる。MT4iはこのページをわずか2.2KBに圧縮する。全角の文字は、変換出来る限り半角にして1バイト削る。タグはリンク以外を削るし、とにかく徹底している。これで1回の表示でかかるコストは約3円で済む。1ヶ月で90円。これならリーズナブルだろう。

MT4iは既に目新しい機能ではないが、すでに無くてはならないMT用の追加機能だ。携帯電話から新規エントリーも投稿できるから、旅行中とか、コミケ中とか、そういうときにもエントリーを増やす事が出来る。こういう便利な機能を見つけるとき、日本人ってのは新しい開発に対する才能はどうかと思うが、開発されたものを応用する才能はとてもすばらしいものを持っているんだと実感するわけだ。

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