続きだ。今回は配線を行って、アンテナブースターに給電を行う。作業時間はまた3時間くらいかかった。
 大きなプラモデルに手を入れている気分だ。


右側
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左側
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 Cピラーの内張りを外し、前回取り付けたフィルム・アンテナにコンタクト(端子)を貼り付ける。このアンテナはGNDを計算された長さの位置で採らないといけない(大学で無線の勉強をしていれば当然のことだ)。幸い、何らかのネジを取り付けるための穴がCピラー側にあけられていたので、ここにタッピングビスをねじ込んでテスターで導通をチェック。問題ないようだ。あとはクランパーをCピラー内側に貼り付けてコードの自重でコンタクトに張力がかかることを防ぐ。

 さて、次にアンテナのコードをTVチューナの位置まで持ってこなければならない。TVチューナは助手席の下に置いてある。この車は4WDのため、センタートンネルが厄介だ。カーペットの下を通すのは難しい。こうなると、後部座席を外すしかない。

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 ぱっと見て、何の写真か分からない(笑)。後部座席の座面を外している。車の中はこんなに広いのかというほど広大な空間。クランパーは使わず、ビニールテープで配線を固定している。

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 左側後部(助手席側のリアシート付近)の配線の取り回し。座面は取り外したが、背もたれは外さずに隙間から配線を押し込んでいる。助手席側後部座席のサイドシルの内張りも全部外す。

 後部座席側はサイドシル部分に配線が巧く収まりそうだ。しかしECUの配線がまんま通ってるのね。AYCとACD用の配線と思われる。ここにACCがいそうなんだが、TVアンテナブースターの電源を車の制御用電源から取るのは怖いのでやめておく。

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 長さが足りません!(笑)
 運転席側の配線を引き回したおかげで、Bピラーにかろうじて届くかというところにアンテナブースターが…。orz
 Bピラーの内張りも全部剥がす。形がBピラーを抱くようなΩ形状だったためやや往生した。

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 クランパーを保持してるタッピングビス発見!茶色の線が接続したブースターのGNDだ。この写真の後、もう1台も共締めされることになる。GNDだけでぶら下がるブースターたちを見なかったことにして内張りを取り付ける。内張りの内側の形状がやや複雑だったため、ブースターをどこにも固定せずに放り込んだだけにした。走って中で動いているようならまた処置を考えようと思う。

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 助手席側のサイドシルもなんとか収まったな…。余剰配線は蕎麦3束くらいあったが、カーペット下の空間に全部落としてしまう。忌まわしき記憶とともに(笑)。

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 ハイダウェイ(Hide Away)ユニットの下はナビを取り付けたときにカーペットを切ってあるので、カーペットの下を通してアンテナ線を4本接続。もう手が傷だらけ(笑)。ここまでやると使わないとはいえFM多重外したのが悔やまれる。純正アンテナ線を探し出して2分配(πのオプション)入れればいいんだが…。


 いよいよ給電だ。ACCの電源をTVアンテナブースターに接続してやらなければいけない。となると、ナビとカーステレオの裏から取ろうとなる。アンテナブースターの電源はそのままグローブボックス裏まで立ち上げてセンターコンソールまで引っ張ってきてある。

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 DINパネルを外すと、金具が錆びていた(笑)。走りに無関係なパーツの扱いは本当にどうでもいいみたいだ。

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 ユニットを引きずり出す。

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 混沌のラストブリット(笑)。もう少し配線は何とかならんのかという気がしないでもない。ACCを手繰る。この線は、MEH-P077の方につながっている線のようだ。
 ちなみに、元通り押し込むまで30分かかりました…。

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 最初の写った画面がなぜか水虫の薬(笑)。しかし色も出ているし音声も聞き取れる!
TV局のアンテナは六甲山の方と大阪湾の向こうからと2系統あるが、背面に建物があるにしては上出来かと。ブースターの電源を外してみたら色が付かなくなることを確認したので、ブースターは効果あり。

 はぅ、疲れましたよ。でもTVを見る機会なんてきっとないだろう(笑)。

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