MonsterXを取り付けたら、準備をしましょう。


・まずはドライバ。製品にドライバついてません。

・MonsterX専用のフリーウェアのキャプチャーソフト、MXcapture。MonsterXには音声入力(アナログ、デジタル)がついていますが、これらはDirectSoundに対応していません(見かけ上は対応していますが実際に他のビデオキャプチャデバイスから選択するとクラッシュする)。MXcaptureはDirectSoundを経由せず直接ハードウェアを見に行くので、MonsterXの音声入力が正常に使用できます。なお、アナログでは長時間キャプチャすると映像と音声がずれていくことがあるので、デジタル(光TOSLINK)で音声を入力した方が良いです(サンプリングレートコンバータを通さずに音声入力ができる-bit accurateに対応したサウンドデバイス;Sound BLASTERや他の高級サウンドカードであれば、アナログでも音ずれは発生しません)。

DirectXランタイム最新版。MXcaptureのオーバーレイや、後述するふぬああの動作に必要です。

・非圧縮だとデータ量が多すぎてHDDはRAID0でないと厳しいし、ファイルサイズが大きい。でもMPEG2のような不可逆圧縮コーデックを使うとキャプチャした映像が汚くなる。そこで可逆圧縮(lossless)コーデックhuffyuv。これでシングルドライブ環境でもキャプチャできるようになります。ファイルサイズもだいぶ小さくなります。
ただし現在のCPUでHDリアルタイムデコードは不可能。再生しようとすると音声だけ正常に再生され、ビデオはスロー再生になります(デコードが間に合わないから)。

・DirectShow対応キャプチャソフトのふぬああ
展開したら、cmdから
regsvr32 \展開フォルダ\huavimux.ax
regsvr32 \展開フォルダ\robustts.ax
regsvr32 \展開フォルダ\hunuclock.ax
と実行することでビデオキャプチャソフトからふぬああを使用できるようになります。
MXcaptureでマルチプレクサにAVI Muxを指定するとバッファが小さい(または持たない?)MUXであるAVI Muxではドロップフレームが大量に発生する可能性が高いのですが、ふぬああAVI Muxではバッファを持ち、バッファ深さも自分で調整できるようになります。MXcaptureでHDキャプチャする場合は安定してキャプチャするために ふぬああAVI Muxを使用した方が良好な結果が得られるため、インストールします。
効果は抜群で、ALV Artemis5においてはAVI Muxでドロップフレームが10%以上に対し、ふぬああAVI Muxにするとドロップフレームはわずか1フレーム(起動直後の1フレームのみ)で抜群の効果です。

Windows Media Encoder9。huffyuvでキャプチャが終わった後、任意の形式にトランスコードするために必要です。WME9で無くてもTMPEGENCでも良いですし、他のエンコードソフト(DivXとか)でも良いです。


次回は実際にキャプチャからトランスコードまで。

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