実はエコテロ支持派な僕だけど、先日の休みに淡路島を半周したとき、夕暮れの吹上浜に車を止めて写真を撮って思った事があった。それはしばらくは頭を離れなかった。(ちなみに旅行関係の記事は「ムボー来訪者・マキシマムトラベラーズ」(別館)の方だ。こっちじゃない)


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写真はこんな感じだ。夜景モードにしているからそれなりに写っているけど、実際にはもっと暗い。
さて、何を感じたかというと、排気音がめちゃくちゃ五月蝿いことだ。僕はアイドリングしたままで車を降りる事がほとんど無い。もちろんこの車がチタンタービンになってたりガラスコーティングしてあったりナビを取り付けてたりしていて¥350万はかかってて、そのまま誰かにドライバーズ・シートに座られたら終わってしまうのが怖くてエンジンを切るのもあるんだけど、もともと僕は環境擁護派だ。アイドリングはストップすべきだし、CO2を出す化石燃料を使った内燃機関をいつまでも使うわけには行かないし、自然のために、地球のために人類は死ぬべきだと思うし、人類が絶滅するのを眺めてから笑って自然に還りたいと思う。
そんな感傷に浸りたくなるくらいに自然が大好きだけど、エンジンをかけたままで、こんな島の端っこに車を止めて、降りてみて気がついた。
なんて五月蝿いんだ!
この車は保険の関係で他人が乗ることは無いので、周りに人がいないときでないとこんな芸当は出来ない。で、五月蝿い。というか、汚い音だ。この車自体はベースがファミリーセダンだから、防音性能は相当のものだ。だから、室内に聞こえてくる音というのは、外部にはほとんど騒音に近いレベルで撒き散らしているはずだ。ま、それは通過する一瞬だけだから別に気にもしていないが、それにしたってもう少しどうにかならないんですか。(ちなみに、音をきれいにするには2通りある。1つは音を小さくするマフラーをつけて押さえ込むこと。もう一つは音を大きくするマフラーをつけて変な篭り音をとることだ。前者は速度が落ち、後者はトルクが落ちる。この車はバランスが崩れるとめちゃくちゃ危険になってしまうのでやりたくないことの一つだ)

エンジンの排気音を聞いて、僕が60歳くらいになる頃、まだレシプロエンジンは残っているだろうか等と考えてしまう。今の雰囲気だと先進国は全部EVか、悪くてもハイブリッドになっているだろう。そこまで待たずに、既に実用化されているハイブリッド車は買わないで、ただ自然に惹かれてあちらこちらに出かけるために、好きな車を勝手に買って、自然を破壊していくなんてどうかしているとは思うんだけど、所詮エゴとはそういうものだ。それが積み重なって自然を壊す。どうせ片棒を担いでいるのなら、少しは破壊の手を緩めたい。たとえばガソリンは常に環境ハイオクを選択するとかだ。

ともかくも、この車は変に五月蝿い。いわゆる直管のような爆発音ではないが、おそらくサイレンサーでうまいこと特定の周波数成分をカットして騒音規制をクリアしているんだろう。これだけでも気を使って駐車場でのアイドリング時間は短くなるに違いない。僕はF1マシンのエキゾースト・ノートがすばらしいとか、フェラーリのエンジン音が官能的だとかいう変態野郎の仲間ではないのだ。彼らよりは大人であることだけは誇りに思う(笑)。

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